JAPAN SUISANKANZUME PACKERS ASSOCIATION

Q11 一度に食べ切れなかった水産缶詰の保存方法を教えて下さい。

 水産缶詰を開缶した場合は、過去の経験から缶内容物の変質を防ぐため内面塗装が施されています(注)が、開缶したら耐食性のある容器(ガラス製・陶器・磁器)に移し変え、冷蔵庫に保存されることをお勧めします。一度開缶したものは、早めに食べ切って下さい。
注 : 果実缶詰や一部の野菜缶詰は、国際的に缶内面塗装をしていないブリキ缶が使用されています。これは、缶詰を貯蔵している間に果物や野菜に含まれている酸により微量のスズ が溶け出ることによって、内容物の色や香りなどの品質が変化するのを防ぐことができるためです。
 なお、溶け出した微量のスズでは、食して健康上の危害が発生しませんし、人体に蓄積されず、排泄されてしまうことがわかっています。

Q12 水産缶詰の食べ頃を教えて下さい。製造直後ほど宜しいでしょうか。

 食べる人の好みにも左右されますが、さば、いわし、さんま缶詰等の場合は、製造直後から約1カ月以上経過したものの方が味がなじんで美味しいと一般的に言われています 。製造直後のものは、やや「生ぐさ味」を感じるようです。味付けの調味液等が内容物に浸潤するには、約1カ月程度はかかるようです。

Q13 水産缶詰に印字(又は刻印)されている賞味期限、年月日等を表示する缶マークについて教えて下さい。

 缶の蓋には、品名、賞味期限及び工場名(製造所の固有番号)を表す記号を3段に組み合わせて表示して あります。但し、最近では品名と工場名は別に表示し缶蓋への缶マーク記載を行わず、賞味期限のみをエンボス、インクジェットで表示した製品も多くなっています。
 なお、3段に組み合わせて表示した場合の例は、下記のとおりになります。
 最上段は、品名記号です。
  初めの2文字が原料の種類、3文字目が調理方法を表しています。
  例示  ・原料の種類
       MK  さば
       SA  まいわし
       SE  うるめいわし
       EN  かたくちいわし
       MP  さんま
             
      ・調理方法
       B  みそ煮
       C  味付  
       K 蒲焼
       N  水煮  
       T トマト漬
□ 中段は、賞味期限年月(日)で6文字で表示します。
 初めの2文字は年で、西暦年号下2桁で表し、3文字目〜4文字目は月で、1〜9月は01〜09、10、11、12月はそのままの数字で示します。5字目〜6字目は、日で、1〜9日は01〜09、10日以降はそのまま の数字で示します。従って、上に示した賞味期限の例は2016年10月25日となりこの日付けまでおいしく食べられることを表しています。
 なお、長時間の保存が可能な缶詰の賞味期限表示は 「年月」までが義務付けられており、「日」は表示しなくても良いことになっておりますが、殆んどの缶詰 は「年月日」まで表示されています。
 輸出缶詰は製造年月日の表示となっています。
□ 最下段は、製造所工場記号です。
 この記号は、食品衛生法に基づき厚生労働省に製造所の固有記号を届出てあるもので、どこの工場で製造されたものかが分かるようになっています。しかしOEM製品である場合、缶詰には販売業者の名称と所在地が表示してあり、販売業者の後に製造所の固有記号がついています。
 また、販売の自社工場の製造品である場合も製造所の固有記号が使われています。
 これらの販売者(固有記号)が表示されている製品については、販売者が責任をもって対応します。苦情処理の場合は販売業者に連絡してください。
Q&A 3